きょぅも一日が始まった。さあ、がんばるぞー!まずは着替えから

小さな変化大きな進歩

Aさんが見守る中で黙々とおシゴトの第一歩

Aさんが見守る中で黙々とおシゴトの第一歩

マリア様へのご挨拶とくつトントンまでは楽勝でも、その後の入室までの手続きがタイヘン。まず、制服をスモック(作業着)に着替えないといけない。そうです、おシゴトが始まるからです。右手を右の袖に通すのはわかるが、逆さに持ったものだからコンガラガッテしまった。何とか修正したもののボタンかけがタイヘン。そうそう右手で押して左手でひっぱる。分ってるんだけど、このボタン何とかならないの?それでも、助けを求めるでもなく、またイライラすることもなくマイペースで死苦八苦の約5分。何とか三つめに挑戦。さすがに最終戦は、少し手こずったもののかなりスムーズにできたものだから自分をほめたくなったらしい。「かんたんだった!」こうして自立心が一気にアップ。

入室前にもう一シゴト

静かに待てるのは強い心

静かに待てるのは強い心

スモック着替えの難儀なおシゴトが終わってもまだ終わりではない。シール貼りという最後の砦が待っていて、しかも正座して待たなければならない。正座はなれたとしても、Cさんにとっては今日の日付と手元の出席カードの日付を合わせるのも一シゴト。誰がチェックするわけでもないが、いよいよとなったら気が付いたAさんやBさんが助けてくれる。どんなに手間取っても、せかされることはない。その間正座の列が乱れることはない。こうして待つ力がつくことになる。「ファーストフードの店で3分待たされると人はイライラし出す」と読んだことがある。そうでなくても、青になってすぐに動こうとしない前の車にイライラする自分を恥じる。

マリア様にあげるの

マリア様にあげるの

マリア様にあげるの

「ほら、貝がら。」「わ、きれいな貝がらだね。」「マリア様にあげるの。」朝のごあいさつのマリア様は届かないから部屋のマリア様にあげるのだという。「きれいなものを見つけたからマリア様に」という心が麗しい。「初物は先ず神父様に」と言っていた遠い昔の母親がよみがえった。大人になったAちゃんにとってもマリア様がかけがえのない方であったらいいいいな。

4分50秒!