人はそれぞれ神から賜物をいただいているのですから人によって生き方が違います

子どもたちからのメッセージ

みんなちがって、みんないい!

みんなちがって、みんないい!

タイトルは、1月のみ言葉(1コリント7,7)。クラスで暗唱する。みんな違う。この当たり前のことがいつも問題。違いを認め合うことがなんと難しいことか。その点、子供たちは大人の上を行く。子供たちが訴えるのは「乱暴された」時だけだ。マイペースでみんなと違うことをしている子を決して咎めたりはしない。淡々と自分たちの課題と取り組むだけで動じることはない。見事というほかない。1月の誕生会は「みんな違って、みんないい」。クラスでの愛唱歌の一つだが、よう逝した不運の詩人金子みすゞの「私と小鳥と鈴と…」からのもの。今日も歌ってくれた。子どもたちが歌うと胸に迫るものがある。

指紋の話

5歳になりました。ガンダムを作る人になりたい。

5歳になりました。ガンダムを作る人になりたい。

Hくんが「たまものってなに?」と聞いたことがある。「神様からいただいたもの」とだけ答えたが、今日はもう少し具体的に話す必要を感じた。全員、心や体、目、口、耳と具体的に指摘したのでまずはよかった。さすがに指紋という子はいなかったが、「自分の指のおなかを見てください」と言ったとたん「しもんがある!」には驚いた。「犯人をつかまえるとき」使うというのも知っていた。「神様が、一人ひとりみんな違う指紋を作られた。スゴイデショ!」これはピンとこないようだったが無理もない。ところで、神様からいただいたもの、つまり、「人間が作ったものでない物って他に何がありますか?」「…」「目を閉じて。心の目で外を見てください。何がありますか?」さすがに、「太陽、山、海…」いろいろ出てきた。チョッとくどかったが、「いただいたものはどうしなければいけませんか?」「大事にする!」ここで「お話を終わります。」

ムーンショット

このボールを見て子どもでなくてもワクワクだ

このボールを見て子どもでなくてもワクワクだ

サッカーの名門高校元監督が来てくれた。ボクと2人の夢は吉野幼稚園を幼年サッカークラブの名門にすること。こんな夢を見ることを「ムーンショット」と言うらしい。かつてアメリカで月にロケットを打ち上げようという計画が始まったころにできた言葉だとか。つまり、できそうにもないことに取り組むことをこう呼ぶらしい。例えば、被害を少なくするために台風の進路を変える技術の開発がその一つ。今の幼稚園の状況では、まさに月を打つような途方もない計画だが、「とりあえずは、2時以降も残る預かり保育の子どもたちを対象に希望者を募ることから始めよう」ということになった。幸い元監督が、練習後の子どもたちを送り届けることも快諾。そんなムードを一気に盛り上げたのが彼が用意した二つの真新しいゴールと真新しいボール。子どもたちは大興奮は尋常ではなかった。