こんな土砂降りの通勤は初めてでも生徒たちも園児たちもオシゴトに専念

青春に栄光あれ!

かなり集中していた

かなり集中していた

76歳になって、定時に出勤するという初体験はいまだに新鮮だ。5分ほど行ったところの中央駅前の信号はほぼ毎日のように赤。目の前の歩道を大挙して急ぐ高校生たちを見ていると「偉いなあ」と思う。列車通学かと思うが、何時に起きたものか。中には、母親に起されて朝ご飯をかき込みあたふたと飛び出した子もいるかもしれない。毎日のように早朝起床を励行して学校に急ぐ。そんな青春の日々がいじらしく、我ながら「年を取ったのだなあ」と思う。

ミニミニ宣教

「みことば企画」で注文できる

「みことば企画」で注文できる

8時の朝礼はボクにとって「今日のみ言葉」を解説する数分のミニミニ宣教の時間。それというのも、毎朝何を話せばよいものか思案しながら臨んだ最初の朝礼。目の前に置かれた大きな日めくりカレンダーに驚いた。み言葉が印刷された日めくり。その日から始まった「今日のみ言葉解説」。連絡事項の後、「園長先生お願いします」という司会者に促され、「今日のみ言葉は…」とみ言葉を読み上げ、ミニミニ宣教開始。すると、一斉に全員が威儀を正してボクの方を向く。当初は、思わず、心の中で「いいね!」したものだ。

オシゴト中です

このオシゴトを邪魔する人は罪深い

このオシゴトを邪魔する人は罪深い

それぞれがバスやクラスに向かった後、テーブルに置かれた連絡帳や報告書その他の書類に目を通したり印鑑をついたりとルーティン業務。そして、ネットで世界の様子を見たり、気が向いたらクラスの様子を観察に行く。オシゴト中の子どもたちの邪魔にならないようにもっぱらガス戸越し。一人静かにオシゴトに励む姿は威厳すら感じて思わず立ち止まり、息を潜めてしまう。登園してきた子どもたちに声をかけていると、Aちゃんがオシゴトの成果を持ってきた。

ここまで書いていると聖劇で歌う聖歌が聞こえてきた。