おやじの会主催焼き芋パーティーは安納芋でお替り続出のホッコリモンテ体感

焼き芋 How to

陽のさす吉野大地はそれでも冷たい風が吹き抜ける晩秋の面持ち。そんな中、8時半、おやじの会メのンバー数人が集合。園庭中央で焼き芋パーティーの準備に取り掛かった。幼稚園で焼き芋、とは聞いたことがなかったので一部始終を観察することに。手順を紹介しよう。先ず深さ約30センチ、幅約50センチ、長さ約1メートルの穴を掘り、その上にドラム缶を半分に切って四隅に足をつけたバーべキュー用の火起こし器を設置。数袋の小石を敷き詰め下から火を焚いて小石を過熱。頃合いを見て、小石をかき分けて芋を埋める。最後は、通常はバーベキューに使うあみをホイルでくるんで蓋にすると蒸し焼き状態になるので熱の通りがよくなってホッコリ焼きあがる。慣れた手つきで作業がはかどった。

こども手づから焼く

ちょっと怖いけど…

準備が整ったところで、子どもたちの出番。あらかじめお母さんたちが二つに割った安納芋を子どもたちが各自でホイルにくるみ、先生やお父さん、お母さんみんなが見守る中、熱くなった小石の敷かれた容器にそれぞれが投げ入れる。中には、火の強さに恐れをなす子もいたが、周りの助けを借りながら上手に投入。15分もすればホクホクの焼き芋が出来上がることになるという。その間、子どもたちは、歌ったり踊ったりしながら待つことに。先生に乗せられたお母さんたちも身振り手振りで参加。

焼き芋パーティー

 

青空のもとピクニック気分

焼きあがったところで、各クラスごとに分かれてブルーシートを敷きパーティーの始まり。半分とはいえ、子どもには大きすぎるとの判断からさらに半分こするように促されたが、結果的には、「おいしい、おいしい」とお替り続出に先生たちが戸惑っ

 

た。はたから見ていた自分としても「お昼が食べられなくなるよ」と思わず口をはさんだほどだ。子どもから一口分けてもらったがなるほど甘くておいしい。自然のお菓子みたいなものだから無理もない。先日掘った芋を「焼き芋にして食べた」子もいたようだが、オーブンか何かで焼くのと、こうして外とで焼くのとではまるで別物と子どもたち自身が感じたに違いない。

ホッコリモンテ

お祈りもそこそこに頂きまーす!

ワイルドで野趣豊かな園庭での焼き芋。燃え盛る炎にびくともしないで作業するお父さんたち、芋を洗い二つに割って下ごしらえをするお母さんたち。子どもたちの目にはどう映ったのだろうか。1月には餅つき大会もあるのだという。子どもたちのためとはいえ、献身的に奉仕してくれるお父さんやお母さんたちの存在は、家庭と幼稚園は車の両輪という自分の思いが図らずも実現しているようで嬉しい。モンテ幼稚園の面目躍如だ。皆さんに親しみを覚えるときでもある。子どもたちの心もホッコリしたに違いない。入園願書受付が始まった。1人でも多くの皆さんに我らが幼稚園でモンテ特有のホッコリ感を満喫してもらいたいのだが。ともあれ、お父さんお母さんたち今日はありがとう、お疲れさまでした。